Netflixオリジナル韓国ドラマ『京城クリーチャー』とは?
Netflix配信の韓国ドラマ
『京城クリーチャー』
韓国の近代史にファンタジーとスリラー要素を掛け合わせた異色のドラマシリーズです。
舞台は1945年、日本統治下の「京城(現在のソウル)」。
ここで人知を超えた“何か”が人々を脅かします。
韓国ドラマの中でも異彩を放つジャンル設定と、実力派キャスト陣による重厚な演技で話題となった本作。
この記事では、ネタバレなしで全シーズンの見どころや評価を紹介します。
- 京城クリーチャーを観ようか迷っている
- どんなドラマなのか概要を知りたい
- 作品の評価を知りたい
- ネタバレなし感想を知りたい
こんな人に向けた記事になっています。
京城クリーチャーの作品概要
タイトル:京城クリーチャー
配信:Netflix
(シーズン1全10話)
(シーズン2全7話)
主演:パク・ソジュン、ハン・ソヒ
ジャンル:アクション/ホラー/スリラー
1話の時間:約1時間
Netflix限定
年齢制限16+
暴力
キャスト紹介(ネタバレなし)
チャン・テサン(演:パク・ソジュン)
情報屋でありながら心に葛藤を抱える主人公。
ユン・チェオク(演:ハン・ソヒ)
失踪した母を追い、“裏の世界”に足を踏み入れる女性。
前田由紀子(演:キム・スヒョン)
警務官の妻であり、かなりの権力を持っている。
スンジョ(演:キム・スヒョン)(※シーズン2登場)
時空をまたぐキーパーソン。
彼らの演技は、SFやスリラーという非現実的な設定にリアルな感情を与え、作品に説得力を持たせています。
シーズン1|ホラー×歴史が融合した異色のストーリー
シーズン1では、京城にある軍の研究施設で極秘に進行していた“ある実験”が物語の軸に。
歴史的背景とモンスター的恐怖を掛け合わせ、ただのパニックドラマではない社会的メッセージ性も含んでいます。
主演のパク・ソジュンが演じるチャン・テサンは、情報屋でありながら心に傷を抱えた複雑な人物。
殺人事件の捜査に巻き込まれる中で、謎のクリーチャーに迫っていきます。
- スリラーとホラーの絶妙なバランス
- 当時の社会状況を反映した重厚な脚本
- ビジュアルと音響で作り出す没入感
シーズン2|時空を超える驚きの展開に注目!
シーズン2では一転して、物語は現代へ。
登場人物たちは名前を変え、別の時代でも“ある存在”と向き合うことになります。過去と現在を繋ぐ壮大なスケール感により、「シーズン1を観た人ほど驚かされる」構成となっています。
ハン・ソヒ演じるユン・チェオクの“もう一つの姿”も明かされ、恋愛や宿命といった人間ドラマの比重も増加。
単なる怪物退治では終わらない深みを持っています。
『京城クリーチャー』は観るべき?
評価項目 | スコア |
---|---|
ストーリー | ★★★★☆(4.5) |
世界観の独自性 | ★★★★★(5.0) |
キャストの演技 | ★★★★★(5.0) |
スリル・サスペンス | ★★★★☆(4.0) |
総合評価 | ★★★★☆(4.5) |
京城クリーチャーを観た感想(ネタバレなし)
前情報をほとんど知らずに視聴を始めましたが、良い意味で予想を裏切られました。
タイトルやビジュアルから僕が想像していたのが。
しかし実際はもっと静かで濃密な人間ドラマに重点が置かれていました。
登場人物たちがそれぞれの過去や葛藤を抱えながら、極限状況に立ち向かう姿が描かれており、ただのモンスターパニックではなく「人間 × 歴史 × サスペンス」が融合したような印象です。
さすがは韓国ドラマ。
登場人物の心理描写や関係性の変化が丁寧で、気がつけば先の展開が気になり、ついつい一気見してしまう中毒性があります。
ホラー要素について(苦手な方へ)
一部でこのような声もありました。
たしかに、研究施設の描写や、クリーチャーが関わる場面では緊張感があり、苦手な方には少し刺激が強いかもしれません。
ですが、そうした描写は決してグロテスクな恐怖を目的としたものではなく、物語のメッセージや世界観を深める演出として機能しています。
ホラーに強くない方も「これは怖いだけじゃない」と思えるかもしれません。
吹き替えと日本語の印象について
僕は日本語吹き替え版で視聴しましたが、登場人物の中に日本人と朝鮮人が混在している設定上、オリジナル音声(韓国語)+字幕の方が区別がつきやすい印象でした。
しかし吹き替えで観た人には、このような意見もありました。
韓国人俳優が日本語の長いセリフを話すのは本当に大変なことだと思いますし、その努力には敬意を払いたいです。
とはいえ、言語的なニュアンスの違和感を感じる人も少なくなかったようです。
全体としては、想像以上に考えさせられる内容で、「人間の怖さ」や「歴史に隠された闇」に触れたい方には特におすすめできる作品です。
京城クリーチャーみんなの評価は?

『京城クリーチャー』は、視聴者の間でも賛否が分かれる作品ですが、
多くの人がその世界観や演技力、歴史を取り入れたストーリー構成に注目しています。
SNSやレビューサイトの声をもとに、実際の感想を紹介します(ネタバレなし)。
好意的な声
(Filmarksより)
(レビュー要約)
中立的な声
(Chosun Onlineより)
やや厳しめな声
(Sports Seoul要約)
(Filmarksレビュー)
このように、『京城クリーチャー』は評価が分かれる作品ではありますが、ジャンルやテーマに対する挑戦的な姿勢は高く評価されています。
気になっている方は、ぜひ一度チェックしてみてください。
≪小話≫制作の裏側や社会的背景について

日本軍731部隊との関連性について
『京城クリーチャー』で描かれる人体実験や「マルタ」という呼称があります。
第二次世界大戦中に実在した日本軍の研究部隊・731部隊を想起させる描写として、一部の視聴者の間で話題になりました。
731部隊では実際に「マルタ(丸太)」と呼ばれる人体実験の被験者が存在したとされており、倫理的に非常に重い歴史があります。
ドラマがこれに直接言及しているわけではありません。
しかしフィクションの枠を超えたリアルな背景が、作品の不気味さを際立たせているとも言えるでしょう。
監督は「反日」を意図して描いたのか?
一部では「反日的な要素があるのでは?」という声もありました。
ですが監督自身はインタビューの中で「特定の政治的意図があって描いたわけではない」と説明しています。
歴史的背景を物語の一部として取り入れただけで、あくまでフィクションとして制作されていると理解しておくとよいでしょう。
ハン・ソヒさんのSNS投稿が物議に?
主演のハン・ソヒさんがSNSで“反日的とも受け取られる投稿”に「いいね」や返信を行っていたことから、一部ファンの間で炎上騒動に発展しました。
本意がどうだったのかは明言されていませんが、日本と韓国のファンの間で論争が起きたのは事実です。
俳優の発言や行動が与える影響の大きさを再認識させられる出来事でした。
制作スタッフへの追悼メッセージ
シーズン1のエンドロールでは、撮影期間中に亡くなったスタッフへの追悼の言葉が静かに表示されていました。
作品の裏で関わる多くの人々の努力と情熱があってこそ、ドラマが完成したことを改めて感じさせるシーンです。
Netflixで観られるキャストの他出演作品

『京城クリーチャー』の出演者がNetflixで視聴可能な他作品を、キャストごとにまとめました(2025年6月現在)。
パク・ソジュン(チャン・テサン/ホ・ジェ役)
┗ 『梨泰院クラス』(Itaewon Class/2020)… 復讐と成長を描く人気ドラマ。
┗ 『コンクリート・ユートピア』(Concrete Utopia/2023)… 韓国の大災害映画に主演。
ハン・ソヒ(ユン・チェオク役)
┗ 『マイネーム:偽りと復讐』(My Name/2021)… 裏社会に挑む復讐アクション。
┗ 『わかっていても』(Nevertheless/2021)… 若者男女のリアルな恋愛群像。
クラウディア・キム(前田有紀子役)
┗ 『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(Avengers: Age of Ultron/2015)… MCU主要作品に日本人科学者役で出演。※Netflixでは配信地域により異なります。
イ・ムセン(シーズン2出演メンバー)
┗ 『マイ・デーモン』(My Demon/2023)… 魔族ヒーローとのラブファンタジー。
裴賢聖(シーズン2出演メンバー)
┗ Netflix作品への出演記録はありませんが、今後注目されます。
気になるキャストの他作品も、ぜひチェックしてみてください!
まとめ|『京城クリーチャー』は韓国ドラマの進化形
『京城クリーチャー』は、“ジャンルを超えた韓国ドラマ”として唯一無二の存在です。
歴史の影、科学の闇、人の業と愛…どれもが絡み合い、深く刺さる物語になっています。
Netflixで配信中なので、シーズン1からじっくり楽しんでみてください。
重厚なテーマに没入したい方には間違いなくおすすめです!
Netflix公式ページはこちら(外部リンク)